装置の概要
 家庭で長時間(就床中)にわたり、静電容量型加速度センサーを用いて、妊婦さんの腹部より胎動を記録する装置です。胎児のwell-beingのスクリーニングを目的として開発しました。妊婦さん自身で胎動の記録ができます。妊娠週数ごとに適宜に記録し、医師、助産師にデータを渡して、医療指導を受けられるような簡便な記録・解析装置であり、臨床応用を目指しています。

本体290g(電池入り)、センサー1個20g、軽量で妊婦さん自身が簡単に扱うことができ、自宅で24時間の胎動記録が可能です。胎児用、母親用の2つのセンサーがあり、胎児用は、胎動を最も強く感じる部位(母親の腹部)に、母親用は大腿部に装着します。センサーは、静電容量型の加速度センサーです。液晶パネルで、胎動を確認できます。  
上部の黒図は、母親(黄)と胎児(ブルー)の30秒間の信号で、下段の胎動図に3つの胎動信号が観察されています。母親は動いていません。
 下部の小さな黒図は、母親の睡眠中(8h)の体動(黄)と胎動(ブルー)です。母親の大きな動きは、胎動に混入しています。