Aさんのお話し

 第二子妊娠中、4,5カ月から出産直前にかけて、開発中の胎動記録レコーダーのモニターに参加させていただきました。
最初に開発者の方に装置を見せていただいた時は、本当にこれで記録が出来るのだろうかと正直半信半疑だったのですが、その後に見せていただいた結果を見せていただき、面白い!!と思ったのを覚えています。
幸いなことに、第二子の妊娠期間中、これといったトラブルもなく過ごすことできましたが、それでも日によっては、胎動を感じにくい日などもあり、そんな時に気軽にチェックできるものがあればいいだろうなと思います。
胎児の命にかかわることなので、なかなか汎用装置として流通させることは難しいと思いますが、安心して妊娠生活を送れるよう、頑張ってほしいと思います。私がモニターとなってからすでに二年たっており、当時と比べるとレコーダーは小型化しているのではと思っておりますが、どうなのでしょうか?電極がピンクでハート型になっていたりしたら凄いなあ・・。

Bさんのお話し

 私は産科医であり、FMAM胎動計の研究にも参加しています。つい先日まで、私のお腹の中にも赤ちゃんがいました。そのため、自分のお腹にも胎動計を付けていました。胎動計を付けていると、常日頃から赤ちゃんの動きを敏感に意識するようになり、「あっ、今、左の脇腹をキックした。」とか、「あっ、今、しゃっくり始めた」とか思って、とっても幸せな気分になりました。胎動計をつけることで、お腹の中のわが子の動きに注意が向き、医学的なこと以外でも得られるものがあるんだな、と感じました。
ただ、胎動計は睡眠時につけるのですが、妊娠後期は夜間のトイレの回数が増えるので、その度にレコーダーをもっていくのが面倒で、コードレスならもっと楽なのにと感じました。
胎動計は、医学的には胎児の動きをセンサーで感知するための機械です。今後の研究成果次第では、お腹の中にいる赤ちゃんが元気かどうかを判断する機械として、妊婦さんたちに普及していく可能性があります。みなさんも是非、一度体験してみてはいかがでしょうか?
 エフマム研究会では、本ホームページをご覧になり、研究会の趣旨に賛同し協力して頂ける研究者の方を募っております。トップページの事務局まで御連絡下さい。


Cさんのお話し

 私は現在2人の子供がおりますが、それぞれの妊娠時にこのF-MAMの開発に協力させて頂きました。
妊娠時は2人とも順調に育っていたので、妊婦検診もとても簡潔でした。順調だと思えばもちろん喜ばしいことですが、数分間のエコーで子供達の成長を確認するだけでは、何かあったときに困るなあと不安に思ったのも事実です。
ただ私はF-MAMを定期的に自宅で使用し、エコーとは別の視点から子供の成長を見ることができたので、安心して妊娠ライフをおくることができました。
エコー上では同じように成長していた子供達ですが、F-MAM上では同じ週数でも上の子と下の子との胎動にはっきりと差が出ていました。また胎動を目で確認することで、より子供と自分との繋がりを感じることができました。F-MAMの調査を通して、別の視点から子供達の成長を見られたことはとても貴重な体験でした。
産院も医師も減っているという今日の日本の状況ですが、この装置が医療の現場とうまく連携し、将来多くのご家族を救うものとなることを願っています。